ikikukka Hinoki 製造パートナー
株式会社nojimoku 製造責任者
野地 良成
Ikikukkaに携わる中で、3つの視点で考えることがあります。
まずは野地良成として。 製材所は部品を作っている場所です。物としての最終形ではない事がほとんどです。物は最終形が1番美しい事がほとんどですので、そこに携わりたい欲求が昔からあります。ikikukkaは第1にその欲求を満たしてくれるものであり、大きな価値として感じる所であります。
次に、エンジニアとして。
コンマ単位の誤差も許されない部品を大量に安価で生産するにはどうすれば良いか?どの様な工具でどの様な治具で制作するのか。材料の置き方はどうすれば良いか。機械の配置はどうするのか。木材の性質への科学的アプローチと情緒的な部分が入り交ざった感覚。等、麻衣さんのお父さんからの講義を聴きながら、情熱が湧いてくる感覚がありました。組織の役割として、私が作業を受け持つ事はないですが、本当は私が作りたいのです。
最後に、nojimoku専務として。
私はnojimokuの皆に対して[工場作業員]ではなくて[クリエイター]になって欲しいと思っています。特に若い人たちには。何を作っているのかわからないで作業しているのではなく、自分の作っている物を好きでいてほしいし、常に考えてほしいし、創造してほしいのです。自分たちが胸を張って「僕ら〇〇作ってます!」と言えるような。自信をもてる仕事にしたいと思っています。ikikukkaは「僕ら〇〇作ってます!」の〇〇にすんなり入りますよね。